ココナラで占い、悩み相談

もうすぐ桜の芽が目立ちそう、色づいてきたなと感じ始めた、厳しかった寒さも少し和らぎ、陽射しもやわらく温かく感じる頃になったというのに、雪絵は、ぼんやりとした薄曇りから少し厚めの雲に覆いかぶされそうな気持を抱いていた。

 

雪絵は人生に迷っていた。

彼女はもうすぐ大学を卒業する予定だが、どういう職業に就くべきか分からなかった。また、将来に対して不安を感じていた。

どうやって自分自身の生活を切り開いていくべきか思い描くことが出来ていなかった。

 

ある日、ふと立ち寄ったカフェで、4年間を共に過ごしたタブレットを開き、雪絵はココナラというサイトを開いていた。

名前だけは聞いたことがある。しかしどんなサイトか、サービスかも、調べる気力も知る力も湧いてくることはなかったのだ。

そんな雪絵が、無意識のうちに検索して開いていたのが、ココナラだった。

 

トップページのメニューには、「占い」「悩み相談・恋愛相談・話し相手」という項目が見えた。

見えた。雪絵にはそこだけが色が変わってみえた。導かれるように、そこに囚われていた。

 

クリックしてみれば、人気のカテゴリには「話し相手・愚痴聞き」「恋愛相談・アドバイス」「心の悩み相談」「対人関係の悩み相談」「仕事・職場・キャリアの悩み相談」「体・健康の悩み相談」「恋活・婚活・結婚の相談」「子育て・教育の相談」…

悩み、相談別にカテゴライズされたメニューがあった。

恋愛相談は、まぁいいかな…と思いつつ、一人で悩んだときに、友達にも親にも言いたくないけど、知らない他人なら話せることがあるなと思ったし、経験を積み重ねた人の話ってどこに聞いて言いか、わからないよなぁ…と漠然と感じていたことの答えがあるような気がした。

道に迷ったときに占ってもらいたいとも思うし…

 

そう、ココナラには、悩み相談や占いを提供する販売者が多数登録していたのだ。

雪絵は自分が、いま抱えている悩み、迷い、直面している問題を解決するために、ココナラを利用することに決めた。

最初はまず、一番自分の中で重たい問題、悩み相談の販売者を探した。

将来に対する不安や就職についての悩み聞いて欲しかったのだ。

気になった相談者に自分自身の状況について話し、アドバイスを求めた。

 

悩み相談の販売者は、雪絵自身の人生について考えるきっかけを与えてくれた。

そこでぼんやりとしていた自分の気持ちに、霞がかかったような頭の景色を、フゥっと草むらを駆け抜ける、そよ風のような流れを巻き起こし、淡い色の青空のを見つめるような時を見つけ、自分自身がしたいことを明確にすることができ、将来に対する不安も解消することができたのだ。

雪絵はスッキリした気持ちで、ココナラのページを閉じようと思った。

しかしなんとなく導かれるように、続いて占いを探していた。

雪絵は以前から占いに興味があったものの、うさんくささや怪しさを感じて、街角の占い師に声を掛けるのを躊躇っていた。

占いは嫌いじゃないので、テレビの毎日の占いや、雑誌の占いは、機会があれば目を通してはいたりしたけれど…

まだ試したことがなかった。

 

その日は「未来の自分がどうなっているのか、そして自分がどうすれば、前向きに生きれるのかを知りたい」と強く思ったのだ。

導かれるように結びついた占いの方は、彼女の話を笑顔で聞いてくれた。そして将来進むべき道や、いまの自分を代弁するようなことを、自分自身が言葉にできなかったことを、言葉にして表現してくれた。

そのアドバイスは、何より彼女を勇気づけ、目標を明確にして進む力を与えてくれた。

 

雪絵は漠然と考えていた。

いま、ここで凄くポジティブな気持ちを与えてくれた。そんな機会を結び付けてくれたサービスって、すごい。素直にそう思った。

もしかしたら、私は運がよかったのかもしれない。きっと良い人ばかりではないだろうし、適当な人も、嘘をつく人もいるかもしれない。続けていけば、そういう人に当たってしまって、損をしたな、無駄な時にお金を払ったなと思うかもしれない。

それでもこのサービスがあれば、またいつか、気持ちや、道に迷ったときに、助けてもらえるかもしれないと…

あってほしい場所だなと思ったのだ。

 

晴れた心でカフェを後にし、少し歩いた場所にある公園に足を踏み入れれば、子供たちの歓声と、大人たちの楽しそうな雑談と、無数の笑顔。

そして前を見渡せば、ほんのりとピンク色に色づき始めた木々が、季節の変わり目を告げ始めていた。

 

ふと風が吹き、ふわっと首に巻いたストールを揺らした。

 

ココナラを通じて、雪絵は自分自身の人生について考えることができ、自分自身の将来について明確にすることができた。ココナラを通じて、自分自身の悩みを解決する手段を見つけ、新しい人生に向けて歩き始めたていた。

<了>

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<かぐらの後記>

なんとなく小説風で書いてみました。

ココナラ使いたいなぁと思って、迷っている自分がいます。

こういう風な気持ちになれたらいいなという思いと、自分が提供する側として、こういう気持ちの人を増やせたらいいなぁという気持ちを書いてみました。

自分も登録はしたので、使ってみます。

2023/04/17 かぐら

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